不妊治療
体外受精・胚移植(IVF-ET)
卵巣から卵子を取り出し、体外で精子と受精させる方法が体外受精です。
@排卵誘発
前周期の21日目頃(前周期の高温期の中頃)から、採卵の前日まで毎日
点鼻薬(GnRH剤)を噴霧し、排卵をコントロールできるようにします。
月経の3〜6日頃から、卵胞が直径18〜20ミリに成熟するまで毎日
hMG製剤を注射します。
hMG製剤は、直接卵巣を刺激するので、一度にたくさんの卵胞ができます。
卵胞が直径18〜20ミリになったころ、hCG製剤を注射して、排卵を促進します。
hCG製剤は、排卵を促進する効果があり、注射の36時間後に排卵します。
A採卵
hCG注射後34時間を過ぎた頃、成熟した卵胞が破裂する前に
卵巣から卵胞を採取します。これを採卵と呼びます。
麻酔をかけ、膣用超音波のプローブの先に採卵針をつけて膣から入れ卵巣に刺し、
さらにひとつひとつ卵胞に刺して、中の卵子と卵胞液を吸引します。
採卵後は麻酔が切れるまで安静にして過ごしてください。
一方男性は、マスターベーションによって、精液を採取します。
良好な濃い精液が必要なので、5日間ほど禁欲している必要があります。
その後、精液は洗浄・濃縮され、良好な精子を選別します。
B受精
シャーレの中で数時間培養して、より成熟度が高くなった卵子の上に、
良好な精子をふりかけます。これを媒精と呼びます。
そして培養器の中で、受精卵ができるのを待ちます。
C培養
18時間後に培養器からシャーレを取り出し、
受精しているかどうかを顕微鏡で確認します。
受精していたら、再度培養器に戻し培養を続けます。
受精卵は細胞分裂を続け、2日後には4分割胚、3日目には8分割胚となります。
D胚移植
受精卵が4分割胚、または8分割胚になったところで、子宮に戻します。
これを胚移植と呼びます。
着床率を上げるために、着床寸前の状態まで分割させてから戻す方法もあります。
多胎妊娠を避けるため、子宮に戻す受精卵の数は1〜3個です。
受精卵を細いチューブで吸引し、それを膣から子宮へ入れます。
超音波で確認しながら、子宮内膜の上に受精卵を置く。
受精卵が子宮内膜に着床すれば、妊娠成立です。
E妊娠判定
胚移植から14日後に妊娠判定を行います。
尿検査で妊娠反応が出れば妊娠が確定します。
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2006年03月24日 09:25