排卵障害
多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)
卵胞がある程度の大きさまで成長はするものの、
卵巣の皮膜が固くなり、排卵しづらくなる状態です。
卵巣の中で卵胞は、ある程度大きくなっているのにも関わらず、
成熟卵胞には満たないため、排卵が起こらない状態が続き、
次第に卵巣の皮膜が固くなり、ますます排卵しづらくなる病気です。
原因ははっきりわかっていませんが、
男性ホルモンや黄体化ホルモンの分泌が多く、
卵巣の代謝が悪くなって起こると言われています。
毛深かったり、肥満タイプの人、
初潮のときから生理不順が続いている人は要注意です。
治療は、卵胞の発育を促すために、排卵誘発剤を使います。
最初は弱いもの(セキソビッドやクロミッド)からスタートして様子を見ますが、
効果が出ないようであれば、強力なhMGを注射します。
hMG注射は、卵巣に直接働きかけるため、たくさんの卵胞が育ちます。
ただし、排卵がうまく起こらない多嚢胞性卵巣症候群の人は、
卵巣が過剰反応し、卵巣過剰刺激症候群(OHSS)を引き起こすことがあり
注意が必要です。
卵巣過剰刺激症候群(OHSS)とは、
排卵誘発剤の影響で、卵巣が過剰反応を起こし、
腹水や胸水がたまったり、卵巣が腫れたり、お腹が張ったりする症状です。
ひどくなると尿が出なくなったり、息苦しくなったりします。
非常にまれなケースですが、尿が出なくなるため、血液が濃くなり
別の病気を引き起こすことがあります。
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2006年02月28日 15:05